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「議会だより」は誰のためにあるのか?広報委員会で提案した改革について

こんにちは、長野原町議会議員の杉崎(@sugizaki_web)です。

今日は、議会だよりの広報委員会に出席してきました。

議員になってから特に力を入れたいと考えていたのが、この「広報」の領域です。

正直なところ、これまで手元に届いていた議会だよりに対して、僕はいつも「なんでこんなにわかりにくいんだろう」と思ってたんですよね。

文字ばかりで堅苦しいし、そもそも用語が難解で読む気がしませんでした。

議員になった今はその全てが大切である事が理解できるので、しっかりと読み込みますが、議員でなかったら、絶対に読むほどの冊子ではありません。

現に、議会だより読んでますか?と町民の方に聞いても「いやーあまり読まないね」という声が大半。

僕の支援者は子育て世帯の方も沢山いるので、読んでる暇がない、内容を理解する時間がなかったりしますから。

でも、ですよ。

議会だよりの中身は、超重要なんですよ。もう絶対に読んで欲しいんです。

議会だよりは行政運営を丸裸にしてくれる

議会だよりは、住民に対する「行政が何をしてきたか、何をしようとしているのかの報告書」なんです。

町の収入がどれくらいあって、それがどのようなサービスやインフラとして暮らしに還元されるのか、その変換プロセスと決定を記録した情報誌。それが、議会だよりです。

ですので、議会だよりを読むことは、行政の動きを確認できると同時に、自分の生活を守り、利用できる権利を確保するために大事な行為。

だから読んで欲しいんですよ。

議会は、どの自治体であっても概ね年4回(3月・6月・9月・12月)開催され、議会だよりが発行されるのは、開催月の翌月であることがほとんど。

発行される議会だよりには、それぞれ明確な役割と季節ごとのテーマがあります。

3月議会

まず、最も重要度が高いのが3月議会の内容を伝える春号です(便宜上、春号とします)。

ここには、4月から始まる新年度の当初予算が掲載されます。これから1年間、町が何に重点を置き、皆さんの税金をどこに投資するのかという「町の未来の設計図」が示される回です。

新しいサービスや補助金の開始など、生活がどう変わるかの予測が詰まっているため、年間を通じて最も読み逃してはならない号と言えます。

6月議会

次に、6月議会の内容を伝える夏号。

新年度がスタートして最初に見つかった課題への微修正や、計画通りにいかなかった事業への補正や、台風・大雨に向けた防災対策など、現場のリアルな動きやスピード感が表れるのが特徴です。

9月議会

そして、9月議会の内容を伝える秋号は、3月とは対になる「決算」の号です。

前年度に使われた税金が適正だったか、無駄遣いはなかったかという答え合わせの場です。

計画に対する成果を厳しくチェックする回であり、行政の経営能力が問われる通知表のような意味合いを持ちます。

12月議会

最後に、12月議会の内容を伝える冬号は、厳しい冬を乗り越えるための生活防衛と、一年の総決算が色濃く出ます。

特に長野原町のような地域では除雪対策や燃料費補助など、生命や家計に直結するライフラインの議論が中心となるケースも多いですね。

また、公務員や議員の人事院勧告による給与改定など、組織内部のお金の話が出るのもこの時期の特徴です。

僕は、この議会だよりは単なる報告書ではなくて、町という経営体のドキュメンタリーだと思ってるんですよね。

非常に面白く、興味深い内容だと感じます。

議会だよりが読まれないのは議会の責任

ここで冒頭に戻りますが、そんな面白い議会だよりが読まれないんです。

なぜか?それは、自分の生活にどう影響するのかがイマイチ伝わってこないから。だから読まないんです。

人は、どんなに忙しくたって、気になる媒体の発信は絶対に見ますし、その内容に興味があれば必ず読みますからね。

「議会だよりは自分に関係のあることが書いてある!」そう認識していれば読むものですよ。

議会だよりに限らずですが、SNSやブログ・noteでの発信も、読み手の存在を忘れてしまえば、読まれないに決まってます。

ただでさえ情報過多の時代じゃないですか。

そんななか人様に「発信を見てもらう」「記事を読んでもらう」となったら、読み手に寄り添い、配慮し、どんな情報なら読んでくれるのかを、しっかり汗をかいて考えなければならないんです。

読まれない発行物を、多額の税金と労力をかけて作ってるとしたら、あまりに勿体無いですし、全力で止める必要があります。

なので、僕は広報委員会で手を挙げました。「中身を変えた方がいいのではないか」と。

住民一人一人が「議会だよりに書いてあることは、実生活に影響を及ぼすものだ、だから読もう」と、そう思っていただけるように中身を改変する必要があると。

そう意見を述べたら、「ぜひやって欲しい」と承諾が得られましたので(意外とあっさり)、いま動き始めています。

町民インタビューを入れて自分ごととして捉えてもらう

現状、広報委員会が進めている改革は、議会からの一方的な報告から、町民の皆さんとの対話へのシフトです。

その第一歩として、次の4月発行号から「町民インタビュー」の掲載を計画しています。

これまでの議会だよりには、町の決定事項や、議員が行う一般質問の内容がメインで載るのみでしたが、それを変えていきます。

具体的には、実際にこの長野原町で暮らし、働いている「皆さん」の顔と言葉を載せます。

顔見知りの人が出ていれば、きっとページをめくる手が止まるはずですし、町に対する意見や考えを議会だよりに掲載できると知れば、活発な議論の契機にもなるはず。

「議員でなくとも自分(住民)の意見を誰かに聞いてもらえる・見てもらえる」となれば、それは町に対する信頼・愛着のようなものを醸成するのではないか、とも考えてます。

僕が広報委員になったからには、「つい読みたくなる広報紙」を作ってみせます。

現在、委員会メンバーと力を合わせてリニューアルの準備を進めています。ポストに届いた時、「あれ、いつもと違うな?」と思ってもらえたら嬉しいですね。

生まれ変わる議会だよりをぜひ楽しみにしていてください!

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