ブログ

あなたの町が生活しにくいのは議員の責任によるところが大きい

こんにちは、杉崎(@sugizaki_web)です。

「国政選挙には行くし、なんとなく投票先は決まってるけど市議選や町議選は誰に入れていいかわからない。というかそもそも地方議員って何やってるの?普段どこにいるの?」

みたいな話をよく聞きませんか。

毎日同じ町で暮らしているはずなのに、私たち地方議員は、住民にとって「見知らぬ誰か」だったりしますよね。

私も政治家になる前までは、自分の住んでる町の議員が誰なのかなんて知らなかったですし。

総理大臣の名前は知っている。政党名もそれぞれの党首も分かる。でも、自分の町の議員の名前はよく知らないし、議会のこともよく分からない。

これが日本の地方政治が直面している現実です。

日常のすべては議会がGOサインを出している

言うまでもなく、自分の住む町の未来を決めるのは、遠くの永田町ではなく、自分が住んでいる市町村の議会です。

バスが走るのも、ゴミ袋の値段が上がるのも、給食費がなくなるのも、冬に道が除雪されるのも、家の蛇口から出る水の値段も、子どもの教室の涼しさも、夜道の明るさも、そして病気になった時の財布の負担まで、実はすべて議会が『GOサイン』を出したから動いているんです。

逆に言えば、議会が『NO』と言えば、明日からバスが止まることもあり得る。

それくらい、皆さんの日常のスイッチを握っている場所、それが議会なんです。

ゆりかごから墓場まで、生活のコストと質のすべてに議員のが押されている、と言っても言い過ぎではないわけですね。

それほど重要な決定をしているのは、皆さんが住んでいる地方自治体の議員。

そう考えると、皆さんが住んでいる地域の議員はかなり慎重に選ばないといけないわけです。是非とも興味を持って頂きたいと考えています。

それなのに、なぜ「誰に入れていいかわからない」という状況が生まれてしまうのか。

それは、私たち地方議員の仕事が、あまりにも見えにくいからに他なりません。

国会議員であればテレビのニュースで毎日のように姿を見かけますが、地方議員がテレビに映るのは、不祥事を起こした時か、議会で怒号が飛び交うような極端な場面ばかりです。しかし、本来の私たちの仕事は、そうした派手なパフォーマンスの場所にはありません。

地方議員が普段どこにいるのか。議会が開かれている期間(3・6・9・12月)は、役所にいることが多いですし、議会がない期間は、地域を周り、皆さんの声を伺ったりしています。そのはずです。

そうやって拾い上げた声を首長に「一般質問」という形で届ける。

一般質問は、議員が行政に対して疑問を投げかけたり、政策を提案する時間です。

例えば、とある方から「習い事の送迎が負担になってる、町中を走るバスの本数や運行の時間帯を増やしたりできないか」という声を聞いたとします。

それを議員が議会で取り上げ、首長に対し、現場の声をベースにした質問をして「頻度を見直すべきだ、交通施策のアップデートに伴う予算の割り振りを行うべきだ」と迫っていく。

すると、実際に次の年から予算がつくことがあるんですよね(もちろん首長が、その質問に対して議員と同じ認識を持っていればの話ですし、その質問に説得力があればの話ですが)。

住民の皆さんが家や居酒屋でこぼす「困りごと」や「愚痴」を、政策課題に変えて、役所という巨大な組織を動かすスイッチを押す

これができるのが地方議員なんです。

「誰に入れても同じ」ではない

さらに付け加えると、皆さんに知っていただきたいのは、議員にはそれぞれの得意分野やこだわりがあるということです。

子育て現役世代の議員なら教育や保育の充実に熱心でしょうし、介護経験のある議員なら高齢者福祉に詳しいでしょう。

元経営者なら経済振興や無駄の削減に鋭い視点を持っているかもしれません。

定数がある議会において、全員が同じ分野に邁進する必要性はありません。

老若男女、価値観が多様な住民がいるのと同じように、議会の中にも多様な視点が必要ですからね。あなたが「子育て」に関心があるなら、子育て政策に力を入れている議員を探せばいい。

選挙公報やポスターだけでは、名前と顔写真しか分からないかもしれませんが、今は、多くの議員がSNSやブログで自分の活動を発信しています。

そこで見てほしいのは、「何の実績があるか」という過去の話だけでなく「今、何を考えているか」「何を変えたいと思っているか」という熱量の部分です。

そして、もし気になる議員がいれば、その議員が議会でどんな質問をしているのか、議事録やYouTube(もしくはインターネット中継)を覗いてみてください。そこには、普段の街頭演説とは違う、その人の本当の能力や誠実さが映し出されているはずなので。

政治や選挙の話になると「誰に入れても変わらない」という言葉をよく聞きますが、それは半分正解で、半分間違いです。

誰に入れても変わらない→だから投票に行かない。そうやって私たちが政治に無関心でいる間、議会は「声の大きい人」や「特定の団体」の利益を優先する場所になってしまいます。すると、負のループは永遠に続いてしまう。

逆に言えば、私たちが少しだけ関心を持ち、監視の目を向けるだけで、議員の背筋は伸び、議会の空気は劇的に変わります。

なぜなら、政治家にとって一番怖いのは批判されることではなく、有権者に見放され落選することだからです。

冒頭で申し上げた通り、皆さんの生活の質は議会が決めています。

その議会を構成するのは、皆さんが選んだ人たちです。ですので、ご自身の生活を守るために私たちを使い倒してください。

「票を入れて終わり」ではなく、入れた後に「あいつはちゃんと働いているか」とチェックする。そして、もし期待外れなら、次の選挙で容赦なく変えればいいわけです。

自分たちが住む町を、どんな町にしたいのか。

その答えを持っているのは、政治家ではなく、この記事を読んでいる皆さん一人ひとりです。地方政治は、皆さんの暮らしをいかに良くするかの戦いです。

「自分が住んでいる自治体の議員の選挙はいつなのか?」早速調べてみてください。

PAGE TOP