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地方議員がSNSで信頼を失う3つのパターン

こんにちは、杉崎(@sugizaki_web)です。

突然ですが、あなたのSNS、住民の方にしっかり読まれていますか。読まれている、理解されていると感じますか。

「投稿はしている」「更新は続けている」。それは分かりますが、読まれているか・理解されているかどうかは別の話です。

議員がSNSをやる理由は一つだけのはずです。

住民に「この人は自分たちのことを分かっている」と感じてもらうこと。

その積み重ねが信頼になり、選挙での支持はその結果としてついてくる。

住民はあなたの投稿を、一度見て信頼するわけじゃない。

この人は自分たちの生活を分かっている
本音を言っている、本心からの言葉で喋ってる
言っている事とやっている事が一致している
選挙前だけじゃなくずっと続けて発信している

その感覚を何度も確認することで、じわじわと信頼が生まれていく。

一回一回の投稿が積み重なった先に、信頼があるということですね。

が、実際には逆のことが起きているケースが少なくない。

投稿するたびに住民から呆れられていく議員がいます。しかも本人は気づいていないことが多い。

今回は、議員のSNS投稿で信頼を失っていくパターンを書いていきます。

投稿してるのに反応がない、コメントがつかない、拡散されない、フォローもされない、そんな人は読んでいってください。

①活動報告を投稿し続ける議員

「今日は〇〇地区で辻立ちをしました」「△△委員会に出席しました」「本日の議会では□□について質問しました」

こういう投稿してませんか?

「ちゃんと議員活動を伝えている」思っているかもしれませんが、住民側からすると「で、それが私の生活と何の関係があるんですか」という話なんですが気付いていますか。

辻立ちをした事実は、住民にとってあまり関係ありません。委員会に出席したことも、議会で質問したことも、それ単体では何も伝わらない。

伝わるのは「この人は何をしているんだろう?」という印象だけです。

想像してみてください。

あなたがフォローしているアカウントが毎日「今日は会議に出ました」「今日は外回りをしました」と投稿していたら、どう感じます?

最初は「頑張っているんだな」と思うかもしれない。でも、それが続くと、そっとミュートするんじゃないでしょうか。

相手(住民)も同じです。

活動を報告することと、活動の意味を伝えることは、まったく別物なんですよね。

「今日は〇〇について質問しました」で終わる投稿は、事実の共有に過ぎません。

住民の皆さんが知りたいのはその先です。なぜその問題を取り上げたのか。自分たちの生活にどう関係するのか。

この議員は何のために動いているのか。その文脈が見えて初めて、読んだ人の心が動く。

言い方を変えると、活動報告は「議員目線」の投稿です。住民が求めているのは「住民目線」の言葉です。

議員にとっての「委員会出席」は仕事の一部ですが、住民にとっては「で、それが私の暮らしと何の関係があるんですか」という話で、この視点のズレに気づかないまま投稿を続けている議員が驚くほど多い。

報告や日記で終わっている投稿は、どれだけ続けても信頼にはなり得ません。

それどころか、「この人の投稿、自分には関係ない話ばかりだな」という印象を、じわじわと積み上げていくだけです。

②選挙期間の前後だけSNSの投稿頻度が上がる議員

普段はほとんど投稿していないのに、選挙が近くなると急に毎日SNSを更新してたりしませんか?

国政の話、政党の話、活動報告、地域のイベント参加報告。「地域の皆さんのために全力で働いています」という投稿を怒涛のように連投する。

住民の皆さんはちゃんと気づいています。「ああ、そろそろ選挙が近いんだな」と。

当選したことが分かった途端に投稿が止まる議員も同じです。

当選したら発信しなくなる。次の選挙が近づいたらまた始まる。そのサイクルを皆さんじっと見ています。

「結局、票が欲しい時だけ話しかけて(発信して)くる人なんだな」と。

「町を良くしたい、そのために議員になりたい」という方は多いんですが、町を良くしたいその思いは当選しようがしまいが、ずっと持ってるはずです。

思いが消えることはないはず。なので、発信が止まるのはあり得ないと思うんですよね。

選挙の時だけか、と感じられた瞬間、それまで積み上げてきた信頼は崩れます。

崩れるだけならまだしも、「この人は信頼できない」という印象に変わることさえある。

発信は選挙のためにやるものじゃないです。

当選した後も、落選した後も、選挙のない平日も、同じ温度で続けるものです。その継続の中に、住民との本当の対話があるので。

毎日じゃなくていい。週に一回でもいい。ただ、選挙と関係なく続けること。それだけで、あなたへの見方は変わります。

③完璧な言葉しか投稿しない議員

これが一番もったいないパターンです。

文章が整っている。誤字もない。写真も綺麗。でも、何も伝わってこない投稿ってありますよね。

なぜだかわかりますか?あなたの失敗も迷いも弱さも、一切出てこないからです。

議員という立場上、慎重になる気持ちはわかります。

言葉尻を捕まえられたくない、炎上したくない、批判されたくない。だから丸く、無難に綺麗にまとめる。

投稿する前に何度も読み返して、角が立ちそうな表現を削って、誰も傷つけない言葉だけを残す。

その結果、誰の心にも届かない投稿が完成します。

なんとも皮肉なんですが、綺麗にまとまった言葉は、人の心に刺さらないんですよ。

考えてみれば当たり前の話で、人が心を動かされる瞬間というのは、相手の「完璧じゃない部分」に触れた時です。

  • 失敗を正直に話している人を見て「この人は信頼できる」と感じる。
  • 迷いを打ち明けている人を見て「この人は本音を言っている」と感じる。
  • 弱さをさらけ出している人を見て「この人は自分と同じだ」と感じる。

そんな経験があなたにもきっとあるんじゃないでしょうか?

そう、住民が議員に求めているのは完璧な言葉じゃないんです。「この人は自分を出している」という感覚なんですよね。

私は2023年の選挙中に支援者のLINEグループへ毎日何かしら報告してたんですが、まぁ内容は恥ずかしいものばかりでした笑

「今日も誰にも響いていない気がした」とか「塩かけられてしんどい」とか、弱音や愚痴が多くて、議員候補としての威厳なんて欠片もなかったです。

でも、それでも最後までやり続けましたし、思いの丈は余すことなく、支援者さんや住民の皆さんに発信してきて、選挙終盤に「あなたの演説を聴いて、久しぶりに政治家の言葉に感動した」と言って頂いたり。

なんというか、人の心を動かすのは、そういう等身大の言葉だったと思っています。

完璧に見せようとすればするほど、人は離れていくし、言葉から体温が消えていく。

そして熱のこもってない言葉は、どれだけ正確でも、どれだけ美しくても、聞いたり読んだ人の記憶には残らないなと。確かだと思います。


地方議員の皆さんはSNS投稿する前に、考えてみてください。

「これは、住民の誰かの心に届くか」

届けたい相手にとっての価値はあるのかを、まずは考えなければいけません。

SNSは、選挙のためのツールじゃないです。住民との日常的な対話の場です。

そこで信頼を積み上げていった先に、選挙での支持がついてくる。順番を間違えないでください。

あなたの投稿を住民は見ていますが、問題は見た後にどう思われているかです。

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