こんにちは、杉崎(@sugizaki_web)です。
人口5,000人の町で議員をやっているんですが、日々いろいろなことを考えています。
特に私は子育て世代なので(4歳になる双子と生後8ヶ月の子供がいます)、どうすれば子供達にとって良い町になるのか。誇れる場所になるのか、はどうしても考えてしまうんですよね。
なので、議員活動も必然的に、教育の充実や子育て環境の整備に取り組むことになるのですが、理想を形にするためには、どうしても避けて通れない現実があります。
それは無論お金の話です。
「配る行政」の限界と、自ら立つ自治体の必然性
現在、日本中の多くの自治体がそうであるように、長野原町もまた人口減少と少子高齢化という波の中にいます。
これまで地方自治体は、国からの交付金や限られた税収という決められた予算の中で、いかに効率よく各所に配分するかという調整に知恵を絞ってきました。
しかし、この「配分するだけ」の経営モデルは、遅かれ早かれ終焉を迎えるのでは?と思ってます。
収入が減り続けているのに、食費や教育費・医療費が膨らんでいく家庭を、想像してみてください。
ここで「もっと節約しよう」と食費を削り続ければ、いずれ家族の健康が損なわれ、気力が尽きてしまうのは時間の問題で、この点は行政も同じです。
予算を削るだけの守りの姿勢では、公共サービスはやせ細り、結果として町全体の活力が失われてしまいます。
そうならないためには、町自らが価値を生み出し、外から新しい資金を呼び込む「稼ぐ力を持つ」ことが大事なのではないでしょうか。
2024年の統計を見ても、生産年齢人口の急減により社会保障費が膨らむ中で、自立した財源を持つことの重要性は、かつてないほど高まっているじゃないですか。
私は、政治に関わる人間こそ、自立した経済感覚を持ち、一人の実務家として「どうやって富を生み出すか」という視点を持つべきだと思っていて。
町が稼ぐといっても、役場が突然商売を始めるわけではないですよ。
大切なのは、民間の知恵や資金、つまり「外部の資本」がこの地に入り込み、花を咲かせやすい土壌を整えることだと考えています。
いわば、町が土壌を用意し、そこに全国から挑戦者たちを招き入れるプロデューサーになる。
これこそが、令和の自治体に求められる姿ではないでしょうか。
生活の基盤を磨き、選ばれる町へ
魅力的な資源があり、長野原町で挑戦したいと考える人が現れたとしても、最後に彼らがこの地に腰を据えるかどうかを決めるのは、その町のインフラの強さです。
どれほど素晴らしい種があっても、畑の土が痩せていれば、根を張ることはできませんからね。
外部からの活力を呼び込むことは、私たちの教育や子育て、そして地域で暮らす方々の生活を守るための財源を、自分たちの手で創り出していくための第一歩。
「稼ぐ」という言葉に、後ろめたさを感じる必要はないと思ってます。むしろ、稼ぐことから目を逸らしてはいけない。
貪欲に『稼ぐ』こと。それは、この町を愛する人々と、これから生まれてくる子供たちの選択肢を広げるために必要不可欠なものです。
3月議会の初日を終えましたが、長野原町の新たな可能性を信じ、今日も言葉の力を尽くしてきました。
私たちの町には、まだ見ぬ希望が、山積みの課題の裏側に必ず隠されているはずですからね。
次世代の資本を作るために
課題が山積みであるということは、それだけ伸びしろがあるということでもあります。
例えば、現在私たちが頭を悩ませている空き家問題や、利用者の減った公共施設。
これらは、単なる「負の遺産」として維持管理費を垂れ流す対象にするのか、それとも外部の挑戦者が新しいビジネスを始めるための「安価で魅力的な拠点」として再生させるのか。その舵取りひとつで、町の進むべき方向は大きく変わります。
私が考える「稼ぐ町」の具体像は、役場がリスクを負って商売をすることではありません。
民間のスピード感とアイデアが、行政の持つアセットと掛け合わさる官民連携のプラットフォームを構築することです。
「長野原町に行けば、面白い挑戦ができる」「行政が伴走してくれる」という無形のブランド価値こそが、結果として法人税収や移住者の増加、そして子供たちの教育環境を支える財源という有形の成果をもたらすと思っています。
私はちょっとワクワクしてるんですよね。
10年後、20年後、子供たちが成人したとき、「この町は課題だらけで何もないから、外へ出るしかない」と諦めるのではなく、「この町には面白い大人が集まっていて、自分もここで何かを仕掛けたい」と胸を張って言える未来を想像すると、テンションが上がります。
そのための土壌を耕すのが、今を生きる私たち大人の、そして政治に携わる者の責任です。
「稼ぐ」とは、守るための攻めです。
教育の質を落とさないために、子育て支援を維持するために、私たちは新たな価値を生み出さないといけません。
再来週の一般質問では、具体的な外部資本の呼び込み方、そして挑戦者が根を張りやすい環境整備の仕組みについて、町長と踏み込んだ議論を交わすつもりです。
変化を恐れることは、現状維持ではなく衰退を意味します。
長野原町が、ただ時代に流される場所ではなく、時代の先頭で新しい地方自治のモデルを提示する場所になれるよう、私は一議員として提言を続けます。
言葉を尽くし、対話を重ね、理想を現実に変えるための「稼ぐ力」をこの町で実現する。
長野原町の可能性を信じ、3月議会にも全力で臨んでまいります。






