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情報発信しない候補者には投票できない

こんにちは、杉崎(@sugizaki_web)です。

選挙のたびに候補者の人たちに対して思います「何を考えてるのかを発信してくれ」と。

ホームページもない。ブログもSNSもやってない(or 更新頻度が極端に低い)。

政策を文章にしたチラシはあるものの、当たり障りのない内容すぎて、全く刺さらない。

あるのは、人づてに伝わってくる「あの人はいい人だ」「アイツはとんでもない人間だ」という評判だけ。

人が良いとか悪いとかでは、投票先なんて決められっこないんですよ。

知りたいのは、この町をどうしたいのか、その一点です。

田舎の自治体はどこも人口減少、空き家の増加、耕作放棄地、若者の流出などがメインテーマになってくる。

課題はいくらでもあるので、真っ先に着手する課題はなんなのか、どの課題が最重要だと考えているのか、それはなぜなのか、当選したら何をするつもりなのか。

この辺りを語ってくれないと、発信してくれないと、票は入れられません。

情報がなければ判断は生まれない

ここで少し立ち止まって考えてみたいんですが、投票率が下がるとき、何が起きているのか。

有権者が「行きたくない」のではなく、「行く理由が見つからない」状態になっているのではないかと思うんですよ。

誰に入れればいいかわからない。誰が何を考えているかわからない。だから足が動かない。

棄権は無関心の表れではなく、判断不能の表れじゃないかと。

無投票当選も同じ構造で説明できますよね。

対立候補が出てこない理由の一つは、「どうせ変わらない」という諦めです。

その諦めは、候補者が何も発信しないまま「当然当選するだろう」という空気を作り出すことで、強化されていく。

発信しないことは、競争を遠ざけ、民主主義を形骸化させていくんだと思います。

首長しかり議員しかり、彼らは4年間、町の予算を動かし、政策を決め、住民の生活に直接影響を与える存在で、その人を選ぶのに「いい人だから」以外の根拠がない状態は明らかにおかしいでしょう。

地方選挙の多くは、いまだに地縁と人間関係で動いてます。

後援会があって、地区ごとに票をまとめて、「お世話になったから」「同じ区だから」という理由で投票先が決まっていく。

その構造を頭ごなしに否定するつもりは勿論ありません。地域のつながりが、地方政治を支えてきた側面も確かにありますからね。

でも、その構造にもそろそろ限界が見えてきてます。

地縁と人間関係だけで選ばれた候補者は、地縁と人間関係に応える政治をする。

それは必ずしも、町全体にとって最善の政治ではないですからね。

新しく移り住んできた住民、後援会に属していない住民、若い世代。そういう人たちの声は、最初から計算に入ってませんから。

情報を発信しないということは、そういう人たちに「あなたたちに判断してほしくない」と言っているのと、構造的には同じことなのではないでしょうか。

発信しない候補者を選ぶことはできない

情報発信は法律で義務づけられているわけではないので、ホームページを作れとも、SNSをやれとも、誰も言ってません。

従来のやり方、つまり後援会を固めて地区をまわって票をまとめるやり方で当選できるなら、それでいいという考え方もあるでしょう。

でも、有権者の中には「政策を見て判断したい」と思っている人間がいるんですよ。

立候補者が何を考えているのか、この町の何を問題だと思っているのか、それを知りたいと思っている人間が確実にいるんです。

そういう有権者にとって、情報発信しない候補者は判断の対象にすらなりません。

繰り返しになりますが、情報がなければ判断できない。判断できなければ投票できない。それだけのこと。

だから、発信してほしいんです。

政策や想いが正しいとか間違ってるとか、そんなことはどうでもいいんです。

ただ、判断したいだけなんです。判断するための材料がほしいだけ。

だから、情報を発信しさえすればいい。あとは有権者が自分で考えますから。あなたに投票するかどうかも含めて、自分で決めますから。

それが選挙というものでしょう。

情報を出さないまま「信頼してほしい」「一票を託してほしい」と言うのは、説明書のない薬を「効くから飲んでくれ」と言うのと同じですよ。

どんなに効く薬でも、説明がなければ飲めないじゃないですか。同じようにどんなに優れた候補者でも、政策が見えなければ選べません。

発信することは、有権者への敬意だと思いますよ。

「あなたたちは自分で考えて判断できる」というメッセージそのものです。

発信しないことは、意図せずして「関係性だけで決めてくれ」と言っていることになる。

市を変えたい、町を変えたい、衰退を止めたいというなら、まず情報を出すところから始めてほしいですね。

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